アフリカも今日が最終日。朝から、上院議長、下院副議長、外務副大臣、科学技術副大臣と相次いで会談。派遣団団長として署名させて頂いたほか、議会も見学させて頂きました。それぞれの会談の冒頭では、バス事故対応での南アフリカ関係者の厚意に謝意を表しました。その間、日本の支援で教室を増設したセントジェームズ小学校を視察。日本に対する期待感を感じましたが、南アフリカは経済発展に伴ってODA対象国から外れましたので、今後の日本と南アフリカの関係をどのような視点で構築していくかが重要な検討ポイント。南アフリカは電力不足に直面しているため、発電所関係の技術支援の話も繰り返し出てきました。ところで、南アフリカ、とくにケープタウンの市街地はまるで英国の街並みのようですが、タウンシップと呼ばれる黒人居住区に入ると、貧富の格差の激しさを目の当たりにします。視察のためにタウンシップの中に入りましたが、ここだけを見ると、まだまだ支援は必要です。サッカーWCまでにタウンシップを遠隔地(外国人の目につかない場所)に移転させる話もあるようですが、もっと本質的な対応が必要でしょう。夕方、南アフリカ駐在の中国大使とも意見交換。夜9時、英国に向けて空路ケープタウンを飛び立ちました。英国との時差はありませんので、到着は明朝です。