東日本大震災から1年が経ちました。改めて、犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。この日は各地で追悼式典等が行われましたが、僕は地元で中日新聞社主催の地域医療シンポジウムにパネラーとして出席。シンポジウムの最中の午後2時46分には、議論を中断して黙祷を行いました。東海、南海、東南海の3連動地震の発生が予想される東海地方としては、東日本大震災の教訓を踏まえ、今後の災害医療対策を講じる必要があります。会場の参加者も、熱心に聞き入ってくれました。厚労副大臣として東日本大震災に遭遇した僕自身は、実際の災害医療対策の経験者という立場です。今後も、東海地方の行政・警察・消防関係者、医療関係者、自衛隊関係者等と実際に検討を進めていくつもりです。なお、今回の経験や、食品の放射性物質暫定規制の導入の経緯や考え方等をまとめた「3.11大震災と厚労省、放射性物質の影響と暫定規制」(丸善出版)という本を出版しました。記録を残し、後世の検証に資するようにすることが、当時の厚労副大臣としての使命と考え出版しました。ご関心がある方は、是非ご一読ください。