東日本大震災から2年が経ちました。改めて、犠牲者の皆様のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。東日本大震災、大津波、原発事故からの復興を、国民の皆さん全体の協力の下でさらに加速しなくてはなりません。僕自身も、自分にできること、自分の職責上の役割に全力で取り組みます。震災時に厚労副大臣であった自分としては、救援・復旧対応や放射性物質の食品暫定規制の経緯など、その時の事実関係を記録に残し、後世の検証が可能なようにすることも職責のひとつ。昨年の3月には、そうした事実関係を書き記した「3.11大震災と厚労省、放射性物質の影響と暫定規制」(丸善出版)という本を上梓しました。おかげさまで、冷静に事故後の経緯を検証したいという関係者の皆さんには「参考になる」という多くの声をいただいています。記憶が薄れないうちにまとめておいてよかったと思っています。ご興味がある方は、是非ご一読いただければ幸甚です。被災地の復興、原発事故の復旧には相当の年数がかからざるをえません。風化させることなく、多くの国民の皆さんが関心を持ち続けることが必要です。