午前10時の少し前、後援会事務所が入っているビル(中区新栄)の5階が火事だとの一報。近所にいたので駆けつけると、5階の一室の左の窓から炎。右の窓の黒煙の中に女性の顔。これはマズイと思って階段を駆け上がると、5階の廊下は黒煙で何も見えず。ちょうどその時、僕よりも先に5階に上がっていた佐川急便の運転手さんが女性を部屋から連れ出した瞬間でした。ススだらけで着の身着のままだったので、僕の背広の上着を着せて1階に誘導。佐川急便の運転手さんはビルの前に止めたトラックをすばやく移動。同じタイミングで消防車の第一陣が到着。すぐに消火活動を開始。佐川急便の運転手さんは仕事に復帰する様子でしたので、お名前をお伺いしたところ、佐川急便名古屋店の営業課主任・谷川昇さん。僕が5階に上がった時にはとても煙の中に入れる感じではありませんでしたので、谷川さんが5階に上がるのがもう1分遅かったら、おそらく女性を室外に連れ出すのは無理だったという印象です。谷川さんの勇気ある行動に敬服致します。谷川さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。その間、ハシゴ車が到着したものの、ビル前の路地上には電線がたくさんあり、ハシゴを上げることができません。こういうところに消化活動上の障害があることを目の当たりにしました。政治や行政が解決しなければならない課題です。その後分かったことですが、5階の別の部屋にも人がいたようです。現段階では人的被害は出ていないと聞いています。いずれにしても、消防・警察関係者の皆さん、ならびに佐川急便の谷川昇さんのご活動に敬意を表します。写真は鎮火後のビルの様子です。