この日は金融庁の第1回政策会議。衆議院各常任委員会の打ち合わせと時間帯が近接し、議員の皆さんは慌ただしくかけつけてくれました。「貸し渋り・貸し剥がし対策法案(仮称)」の検討経緯を説明させて頂きました。政権交代による政治主導の政策形成プロセスを試行中ですが、添付ファイルのとおり、霞ヶ関中心の運営から副大臣主催の政策会議中心の運営に転換しようとしています。従来、各省庁に設置された記者クラブが役所から提供される情報を報道していましたが、今後のマスコミは政策会議の動向を取材する必要があります。そして、政策会議は与党議員への説明、意見交換の機会。それを経て政府原案が固まります。与党議員への説明とマスコミ取材への対応のタイミングに工夫が必要になります。また、記者クラブに所属できないその他のマスコミへの情報提供の機会も工夫しなくてはなりません。ちなみに、この日までに正式に公表した法案検討情報は添付ファイルのとおりですが、報道は記者の取材や推量を交えてずいぶん先行しています。そうした情報が検討過程を混迷させることもありますので、今後の各省庁の政策会議の運営には細心の注意が必要です。